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Radio Mix Kyoto 京産現社カフェ#26 ~特別編~


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今、聴いてほしいーー「猫は液体」


先日の「現社カフェ #26」では、京都発のバンド猫は液体さんをゲストにお招きました。

番組内で語られたその魅力は、音楽好きにも、そうでない人にも深く届くものがありました。

今回は、そんな「猫は液体」さんの紹介と、番組で取り上げられた2曲の歌詞をじっくりご紹介します。

🎸猫は液体とは?

京都発・4ピースギターロックバンド「猫は液体(ねこはえきたい)」2024年に結成され、関西を中心に活動中。繊細で情景描写に富んだ歌詞と、スウィートなメロディーラインを特徴とした楽曲を展開。


感情を静かに揺さぶるような言葉と、空気のように広がるサウンド。

どこか淡くて儚い、でも確かな温度を感じる──そんな音楽がここにあります。

「春霞」


巡り巡って3度目の春 もう後悔はしたくない

でももうすでに遅くて あなたは幸せでいて

見返す二人の会話 あの日のままドラマになる

またカフェイン代わりの後悔が今夜も僕を寝かせないな


同じテレビで笑うことも、同じバンドを聴いたことも

3分刻みの返信もあのときはあのときで

今更あなたを歌ったって戻れないことわかってるよ

あの日あの時の強がりが白紙の日々の種を蒔いた


どれだけ季節が過ぎようと

ぼやけてくれない思い出と

あなたを真似たプレイリスト

まだ耳元で流れている


春霞 あなたがいない街に行っても

きっと思い出してしまうだろう

春が済み、夏の匂い

あなたの代わりはいないから


巡り巡って4度目の春 この街にあなたはいない

あの花もひらいて あなたは幸せでいて

見返す二人の会話 あの日のままドラマになる

またカフェイン代わりの後悔が今夜も僕を寝かせないな


春霞 あなたがいない街に行っても

きっと思い出してしまうだろう

春が済み、夏の匂い

あなたの代わりはいない


春霞 あなたがいない街に行っても

きっと思い出してしまうだろう

春が済み、夏の匂い

あなたの代わりはいないから



☆季節が巡っても、思い出がふと蘇る瞬間。聴く人それぞれの“春”が浮かんでくるはずです。


🎧 配信リンク → Streaming / DL

「ボブカット」

夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻って来てくれるかな

長い髪解かしながら ぽつり またひとり呟いた


暑さのせいで溶けた春 残り香が髪を揺らす

着なくなったおそろいの服がだらしなく散らかってる

六月の湿気のせいでまとまりやしないこの想いも

君にぶつけられていたら少しは楽だったのかな


切っても、切っても、伸びてくる

苦しくなるからいらないよ

伸びると同時に比例するように思い出してしまうんだ

遅いことだって分かっているのに


夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻ってきてくれるかな

なんて甘い恋じゃないこと わかっているけれど

そんな期待を未だにするのは君の優しさに縋りたいから

雨が降りしきる夜にひとり また眠れないまま


暑さのせいで溶けた春 残り香は薄れていく

着なくなったおそろいの服ももう畳んだし

愛を叫んだってドライヤーの音で

伝わらないまま紛れ込んでしまう


夏が終われば 髪を伸ばせば

また離れていってしまうから

君好み、私はボブカット これで満足なんでしょ?

それでも君の喜ぶ顔をずっと隣で見ていたいから

夢うつつ 独りよがりの恋 忘れられないまま


同じ匂いで洗われて 心は寝癖に表れて

気だるそうな顔の裏側で君はどう思ってたの?

目があって照れてたあの頃と この一瞬の私では

変わってしまった事にすら気づけなかった


夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻ってきてくれるかな

なんて甘い恋じゃないことわかっているけれど

そんな期待を未だにするのは

君の優しさに縋りたいから

この短い髪型は少しだけ似合ってるかもしれないよ


春が去っていくその背中に 伸びた髪に

傷つけ傷ついた日々にさよならを告げていく

夏になっていくこの季節に 君を描いて

私のためだけに短くする

まだ君好みの髪型でいる



☆恋の余韻と、ほんの少しの期待。「好きだった人のために、自分を変えてしまった」そんな経験がある人に、グッと刺さる曲です。


🎧 配信リンク → Streaming / DL


気になった方はぜひ「現社カフェ#26」本編も是非チェックしてみてください!👇


🐾 猫は液体 - 各種リンク

📩 Contact: nekoeki222@gmail.com


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